電気のお役立ち情報

電気の豆知識

分電盤編

漏電遮断器が切れたら

漏電遮断器が動作した場合は、どこかの回路で漏電していますので、すぐに漏電遮断器のつまみを入れようとしても、また切れてしまい入りません。どの回路が漏電しているかを探し出して、その回路を切り離す必要があります。こうすれば漏電遮断器のつまみを入れることができ、他の回路は正常に使うことができます。
漏電している回路を探し出して、復旧する方法は次のとおりです。

漏電遮断器の復旧手順

手順その1

配線用遮断器・ナイフスイッチなど b のスイッチ類を全部「切」にする。

手順その2

漏電遮断器 a のつまみを拡大図のように下まで下げる。1
その後、上まで上げて「入」にする。2

手順その3

配線用遮断器など、 b のスイッチ類をひとつずつ「入」にする。

手順その4

b のスイッチ類をひとつずつ順に入れ再び漏電遮断器が切れたら、そのときに入れたスイッチの回路が漏電しています。

手順その5

漏電している回路のスイッチを「切」にして、漏電遮断器のつまみを再び「入」にした後、他のスイッチを順次「入」にする。

なお、復旧作業で「切」にした「漏電回路」は、早めに点検して修理することが必要です。また、もし配線用遮断器のつまみをひとつずついれて、全部「入」になった場合には、一時的に漏電が発生したか外部の影響によって漏電遮断器が切れたものと思われます。

関連コンテンツ

法人のお客さま向けに
絶縁監視装置による漏電監視サービスをご提供しております。

委託申込・お見積のお問合せ