当協会概要電気のお役立ち情報

電気の豆知識

分電盤編

分岐回路

下図の分電盤を例に、分岐回路についてご説明します。
この例では、分電盤に開閉器が4個並んで取付けられています。右側3つの開閉器を「分岐開閉器」といい、ここを通って電灯、コンセント、電動機などに至る配線を「分岐回路」といいます。分岐開閉器には、「過電流遮断器」が用いられ分岐回路の末端までの配線を電気的に保護する役割を持っています。この場合、「電気的に保護する」ということは、分岐回路の配線にショート(短絡)や電気の使い過ぎという異常が発生したとき、電気をとめて、配線が発熱したり燃えたりしないようにすることです。
このため、過電流遮断器のアンペア容量は、分岐回路の配線やコンセントの大きさと関連付けて決められていますので、「よく切れるから」といった理由で、安易に大きなアンペア容量のものに取り替えると、「いざというときに動作しない」といった危険が予想されますので絶対にしてはいけません。