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電気の豆知識

分電盤編

漏電遮断器

新聞などで報道される感電や火災など、漏電による災害の多くは、漏電遮断器が取付けられていれば防止することができたと思われます。漏電遮断器は、これを取付けた部分以後の配線や電気機器に絶縁の低下(または破壊)が生じて漏電した場合、速やかに電気をとめて災害の発生を防いでくれる安全装置です。

この重要な役割を適切に果たすためには、電気回路の電圧、電流容量(電線の太さ、過電流遮断器の容量など)および、電気使用設備の規模に対応した形や特性のものを選んで取付けることが大切です。なお、選定に当たっては、過電流遮断器兼用タイプ(ELB)や、単相3線式回路には欠相保護機能を持ったタイプを選ぶとより安全です。

また、電気器具の故障(漏電)による感電災害を防止するには、漏電遮断器を取り付けるとともに、その電気器具の外箱などの金属部分に接地(アース)を付けることです。こうしておけば、漏れた電流は接地線を通って大地へ流れ、漏電遮断器が確実に動作して電気をとめてくれます。ここでは、漏電遮断器の種類や特性について紹介しましょう。

漏電遮断器にはコンセント差込型もあります!

漏電遮断器には、取り付け工事が不要で、特定のコンセント回路だけを保護する『コンセント差込型』もあります。

単相100ボルト高感度、高速形、過電流保護付きの例
単相100ボルト
高感度、高速形、過電流保護付きの例
三相200ボルト高感度、高速形、過電流保護付きの例
三相200ボルト
高感度、高速形、過電流保護付きの例

電気方式、電圧及び電流

電気方式 定格電圧(V) 定格電流(A)
単相2線式 100,200 15,20,30,40,50,60,75,100,125,150,175
200,225,250,300,350,400,500,600,700,800
1000,1200,1400,1600,1800,2000,2500
単相3線式 100/200
三相3線式 240(265)
三相4線式 415(460)

形式及び感度電流

感度による区分 動作制限による区分 定格感度電流
高感度形 高速形
時延形
反限時形
5,6,10,15,30[mA]
中感度形 高速形
時延形
50,100,200,300,500,1000[mA]
低感度形 高速形
時延形
3,5,10,20[A]

用語の説明

定格感度電流: 通常の使用状態において、その漏電遮断器が必ず遮断動作をする地絡電流(漏れ電流)の大きさをいい、漏電遮断器にミリアンペア値で表示される。
高速形: 定格感度電流で動作時間が0.1秒以内
時延形: 定格感度電流で動作時間が0.1秒を超え2秒以内
反限時形: 定格感度電流で動作時間が0.3秒以内
定格感度電流の2倍で動作時間が0.15秒以内
定格感度電流の5倍で動作時間が0.04秒以内
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