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電気の豆知識

電線編

コード類の選定基準

コード類は、その種類によって使用できる場所に制限があります。
なお、コードを環境のよい場所で使用する場合でも用途によっては、キャブタイヤケーブルを使うようにしましょう。さらに、外傷を受ける恐れのある場所では、伏せ板などによる防衛方法を講じましょう。 なお、古くなって外装にひび割れができたものや傷ついたものは、漏電や感電の恐れがありますので早急に取り替えましょう。

移動電線の選定(内線規程3203節から抜粋)

種類 用途
使用の可(○)、否(×)等
屋内 屋外
コード ゴム ×
防湿ゴム ○※
ビニル △※ ×
ゴムキャブタイヤ ×
ゴム絶縁クロロプレンキャブタイヤ ×
ゴム絶縁ビニルキャブタイヤ △※
ビニル絶縁ビニルキャブタイヤ △※ △※
キャブタイヤ
ケーブル
ゴム 第一種 ×
ゴム
または
クロロプレン
第二種
第三種
第四種
ビニル

備考

  • ※印は屋側の雨のかからないところに限る。
  • ○印は300V以下の場合に限る。
  • 印は300Vを超える低圧電圧にも使用できる。
  • △印は次の条件に適合するものに限って使用できる。
    • テレビ受像機、扇風機など、電気を熱として使用しない小形の電気器具
    • 電気ポットなど、高温部が露出しない構造の電熱機器
      (器体とコードまたはキャブタイヤケーブルとの接続部が80℃以下で、電熱機器外面の温度が100℃を超えるおそれのないもの)