当協会概要電気のお役立ち情報

電気事故事例集

誤配線による感電負傷事故

事故発生の事業所の概要
  • 受電電圧:66kV
  • 受電電力:5000kW
  • 業種:製造業
  • 主任技術者選任形態:専任
被害状況等
  • 事故発生電気工作物:金型クランプ装置(210V)
  • 被災者:一般従業員、35歳、男性、無資格、電気保安業務経験年数なし
  • 感電負傷事故
事故の状況

金型を持ち上げるためにクレーンのフックを金型にかけようとしたところ、火花が散り、電撃を受け感電した。手が吸い付き指が硬直して、離れなくなった。金型を固定する台の配線状況を確認したところ、電源プラグ(4P)の接続端子において、本来アース端子に接続される線が電源のT相に接続されていた。

事故原因

電源プラグ工事完了後の確認作業の怠り。(事故製品は平成19年10月に購入)

再発防止対策
  • 作業内容、工事完了後の作業確認の徹底。
  • 事業所内で使用しているプラグの点検(外観、配線)。
  • 漏電ブレーカーの設置。
  • 電気安全の周知。