電気のお役立ち情報 活動事例

当協会におけるあらたな取組みや、電気安全教室などの活動事例をご紹介しております。

高等学校向け「電気安全教室」開催レポート

埼玉県立秩父農工科学高等学校

埼玉県秩父市大野原桐木2000
http://www.chichibunoko-bh.spec.ed.jp/

埼玉県立秩父農工科学高等学校は、今年(平成23年)創立111年の伝統校で、全日制に農業・森林科学・食品化学・電気・機械・電子機械・ライフデザイン・フードデザインの8学科、定時制の普通科、及び専攻科の情報機械システム専攻科を持つ高校です。

同校の実習用の模擬盤前で測定器類の事前準備を行う

今回の「電気安全教室」は、電気科と電子機械科の生徒81人を対象に開催されました。授業は「講習」と「実習」の2時間40分構成で、電気科と電子機械科の2グループに分けて実施しました。

同校教諭と打ち合わせをする当協会講師と、埼玉新聞記者

今回の授業の模様は埼玉新聞の取材を受け、後日(平成23年7月25日)に埼玉新聞で紹介されました。

講習内容

電気工作物の保安

パワーポイントなどの教材を使って、電気が発電所で作られてから家庭や工場などで消費されるまでの行程・昇圧・降圧の送配電システムの必要性などについて学びました。
その他、自主保安体制等の電気関係法令・感電事故・アークの怖さや電気火災の原因に加え、設備事故についての解説もあります。

パワーポイントによる講習風景

短絡実験装置による電線のショート実験

体験講習では、短絡実験装置を利用した電線のショート実験でアクリルケースの中でアークが発生するのを体験しました。
また、過電流実験装置を利用したコード発熱実験で銅線上のティッシュが発火する実験をとおして電気の危険性と安全な使用方法について学習しました。

実習内容

実習項目は実習メニュー「電気工作物の各種試験及び測定」から事前の打合せにより2~3項目を選択して実施します。
高圧を取り扱う試験や測定は講師の作業を見学してもらい、低圧は交代で生徒たち自身に体験してもらいます。

保護具・防具・検出用具

始めに、高圧電気の危険性を知ってもらうために保護具・防具の取り扱いと装着方法並びに検出用具の使い方について説明を受けます。

絶縁耐力試験

高圧電路や高圧機器類の絶縁性の信頼度を測定するために行う試験で、印加する電圧や時間なども定められていること、また、測定時の天候、気温、湿度などの影響を大きく受けることを学習しました。

低圧絶縁抵抗測定

低圧電路の絶縁抵抗値は電路の使用電圧と対地電圧によって維持すべき値が定められていることなどの説明を受けて各人が交代で測定を体験しました。

接地抵抗測定

写真の手前側にある受電設備から測定用リード線を引いて各人が交代して接地抵抗測定を行いました。

保護継電器特性試験

使いすぎやショートを感知する機能の説明を受けて講師の試験を見学しました。

以上の講習と実習を受けて2時間40分の出前授業が終了しました。ショートの実験ではビニールコードをほぐして銅線2本でショートさせるのですがアクリルケースの中のアークに驚いたり、保護具の着用では保護具をはずした途端に汗が噴出する職員をみて"大変そう"との感想が聞かれたりとはじめて見る実態に驚いた様子もうかがえました。

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