
当協会の公益活動の一環として「未来を育てる」をテーマに、小学生、中学生、高校生を対象に各地で出前授業を行っております。
授業内容は、ホームページの「出前授業のご案内」で紹介している内容と基本的には同一ですが各校の要望を受けて、クラス編成や実習内容について一部変更して行うこともあります。
茨城県鉾田市立旭北小学校
茨城県鉾田市田崎3852

今回の鉾田市立旭北小学校では、5年生と6年生の2クラス合わせて60人が合同で拡大教室を使って実施しました。実習は個人ではなく4~5人のグループ単位で行い、レモン電池と備長炭電池の2種類を実習時間45分のなかで作成しました。
校長先生との事前打合せ
茨城県では小学生の理数系の授業に力を入れており、広く地域の企業・団体などから必要な支援を受け入れて授業内容の充実を図っているそうです。当協会の出前授業もこのような状況で実現することができました。

出前授業内容の確認や今後の要望について、
打合せをする当協会職員と藤崎校長(写真手前)。
講習内容
授業開始の挨拶
担任の先生の紹介を受けて協会職員が本日の授業内容を説明しました。
当協会が電気安全の仕事をしている団体であり、皆さんの家庭を訪問して屋内配線の点検などを実施していることを説明しました。
講習「電気安全と省エネルギーの基本」
文部科学省選定の教材アニメ「電気安全おしえてエレちゃん」を上映して授業を開始しました。



アニメでは主人公の少年が普段の生活を通して電気の間違った知識や危ない行動をとってしまうことを例にとって正しい知識や『何故そうなの?』と云う解説を分かりやすく説明しています。
「短絡実験装置」を利用した電線のショート実験
ビデオ上映後に「短絡実験装置」を利用した電線のショート実験を実施しました。
児童たちの関心が高く休み時間になっても同装置での実験を繰り返し行いました。
上の写真のテーブルに置かれたアクリルケースの拡大が下の写真です。右側がアーク発生の瞬間です。
プラグから伸びた電線を2~3本の銅線にして接触させてアークを発生させると、児童たちからは「スゴイ」と感嘆の声が聞かれました。
電線を乱暴に扱ったり、重い物の下敷きにして電線が破断した場合に発生するアークは、この程度ではなくもっと大きく危険であるとの説明にも納得した様子でした。
実習内容
レモン電池の作成
身近なもので電池を作ることができることを実習で体験します。
レモンは学校に準備して頂き、他の部材は協会で準備しました。輪切りにしたレモンとレモン電池のキットを各グループに配布して実習の開始です。

キットの内容を確認する児童たち
【キット内容】
・銅板・・・・・4枚
・亜鉛板・・・・4枚
・ビニール線・・2本
・発光ダイオード・・1個
・輪ゴム・・・・・1本
キット以外に電子オルゴールもグループごとに
配布しました。

(1) 銅板1枚、レモン1切れ、亜鉛板1枚を使ってレモン電池が1個完成します。通電して電子オルゴールを鳴らすことができました。

(2) しかし、レモン電池1個では電子オルゴールは小さな音でしか鳴りません。

(3) 残りの銅板(3枚)と亜鉛板(3枚)、レモン(3切れ)を使ってレモン電池が全部で4個作れます。
4個のレモン電池を直列つなぎにして電圧を上げると電子オルゴールの音量が上がりました。
発光ダイオードも点灯させることができました。
備長炭電池の作成
作り方のDVDを見て説明を受けてから備長炭を使った電池作りに挑戦しました。備長炭電池のキットは協会で準備したものを使います。

【キット内容】
・備長炭・・・・・・1個
・ビニール線・・・・2本
・キッチンペーパー・・1枚
・アルミホイル・・・・1枚
・輪ゴム・・・・・・2本
・むぎ球・・・・・・1個
キット以外にモーターとプロペラをグループごとに
配布しました。
①キッチンペーパーを取り出し食塩水に浸します。
②備長炭に食塩水で濡れたキッチンペーパーを巻きつけます。
③さらに、この上に両端からキッチンペーパーが少し出るようにアルミホイルを巻きつけます。
④両端を輪ゴムでとめて完成です。

キットの内容を確認する児童たち

パンフレット「電気教室 電池編」を使って
作り方を説明する協会職員
完成した備長炭電池は、電圧が高いのでモーターをつなぐとプロペラが勢いよく回転します。
隣のグループの備長炭電池と自分たちの備長炭電池を直列につないで、電圧を上げるとプロペラの回転数が増すのを確認しました。
以上で、講習45分、実習45分の出前授業が終了しました。
児童たちには、実習が面白い様子で、特に備長炭電池の直列つなぎは上手に連結できずに苦労する場面も見られましたが、プロペラが勢いよく回転すると歓声が上がっていました。









